共働きで富裕層を目指す

共働きで富裕層を目指しています。会社員生活も終盤で、現在はセカンドライフの模索中です。

情報弱者を搾取するスマホビジネス

 今年最初の記事となります。

 年末年始の休暇を利用して、夫婦そろってスマホの買い替えをしました。ガラケー時代からドコモと契約していたのですが、2017年からは楽天モバイルのスーパーホーダイというプランに切り替えていました。これは楽天のドコモ回線をつかったMVNOですが、2年割引期間が終わって最近は月あたり3000円前後の料金がかかるようになったことと、スーパーホーダイプランの制約である昼12時~13時に帯域を絞られて繋がりにくさにイラっとくるようになったので、端末の買い替えとあわせて他社への乗り換えも検討することにしました。

 まず候補として考えたのはドコモです。3月からドコモがahamoという強力なサービス提供を開始するということなので、3月にahamoに乗り換える前提で、今からドコモに乗り換えることを考えました。端末はiphone12を新調するつもりだったので、ドコモの他社からの乗り換えキャンペーンである端末代金の22000円割り引きプランを活用して、iphone12を安く入手しようという皮算用です。22000円は大きい金額なので、2ヶ月ほど多少割高なドコモの使用料を払っても十分ペイできる計算でした。で、ドコモオンラインで手続きを進めていたのですが、他社からの乗り換えであっても他社がドコモ回線を使っている場合は手続きができません、とのこと。チャットで問い合わせたところ、ドコモショップであれば手続きできる、ということなので、年末にドコモショップに赴いて乗り換えについて相談しました。手数料が3000円かかるのは承知していましたが、ショップのお兄さんが言うには、「今年中に契約してくれればスマホケースをサービスします」ということでしたので、それだったら手数料分もペイできるから、オンラインでなくてもいいかな、とおもって話を進めていたところ、

 ショップお兄さん「それから、頭金(1万円)が必要となります」

 私「はいはい頭金ですね。ですがiphoneは一括で払うので不要です」

 ショップお兄さん「いえ、一括でも必要となります。」

 私「は?なんすか?それ?」

みたいな会話になって、どーも、手数料とは別に「頭金」なる謎の費用が発生するとのこと。「そんな訳のわからない費用は払えない」ってことで、席を立って契約は止めました。後で調べたところ、一般的な頭金とは違い、販売店の頭金とは、実質手数料のことのようですね。紛らわしい説明となっており総務省も問題視しているとのことでした。頭金ではなく、ちゃんと販売手数料として表示しろよ、って思います。

総務省|携帯電話業界における「頭金」の表示や端末販売価格に関する注意喚起~携帯電話端末の購入を検討している方へ~ (soumu.go.jp)

 あと、iphoneの価格もアップルストアSImフリーを購入するよりもドコモなどのキャリアで購入すると1万円ほど高いようですね。なので、22000円割引といっても実質12000円程度の割引になります。なぜ同じ製品がキャリアで購入すると高くなるのか?これも意味不明。。結局分かったのは、料金プランについては、複雑でわかりにくい表記および説明として、考えることを面倒くさがる層から搾取しようとしているんだなー、、ってこと。分割払いを全面に出して、手数料などが表に出ないようにしているんだなと。。。「スマホお返しプログラム」とか、お得でもなんでもないリース契約みたいなものを、お得です、ってアピールしてたりしますが、そんなの真に受けちゃいかんでしょ。って思うんですが、引っかる人多いんでしょうねぇ。。

 結局、私はアップルストアSimフリーのiphone12を購入して、楽天UnLimint Vを契約しました。妻も楽天UnLimint Vを契約して、端末は楽天モバイル販売のAQUOSを買いました。AQUOSにはポイントが20000ポイントついたので実質3000円程度の負担です。楽天UnLimitは、ご承知のとおり1年間は使用量が無料となります。加えて、契約時に夫婦合わせてポイントが38500ポイントもらえます。こんなに大盤振る舞いで、楽天は大丈夫か?って心配になるレベルですけどね。。楽天回線の使い心地は、っていうと、別に不満はないです。ドコモに乗り換えできなくて正解でした。ahamoがというかNTTが強すぎて楽天モバイルの先行きがやや心配ですが、頑張って欲しいものです。なお、仕事柄、楽天モバイルのネットワークは、かなりチャレンジングな最先端のテクノロジーであることは知ってました。エンジニアとして応援したくなる気持ちもあります。

 スマホとキャリアのビジネスの闇を垣間見た連休でした。