共働きで富裕層を目指す

共働きで富裕層を目指しています。会社員生活も終盤で、現在はセカンドライフの模索中です。

森会長の発言について思うこと

 東京オリンピック会長の森さんの女性蔑視発言が世間で問題になっています。東京オリンピックでは、日本のイメージアップと売り込みによる経済効果も期待しているとおもいますが、本発言は日本は相変わらずの古い後進国的なイメージを世界に与える結果になりますね。早々と辞任するなり更迭すべきなのでしょうけど、なかなかそうならないのは、何か庶民には分からない裏の事情があるんですかね?高橋洋一さんが解説していましたが、森さんという方は話が面白くて、調整能力にも長けており、一緒に仕事をする人からは、仕事がやりやすく人気がある人らしいです。でもまあこういう世代の人って、女性というと自分の奥さんとクラブやスナックのお姉さんしか知らないんでしょう。私の会社にもそういう人は多いです。

 我が家でも妻とこの件について会話するのですが、世間では森さんの発言についていろんな批判が出ていますが、本当の問題について分かっている人はあんまりいなんじゃないか、と妻は言ってます。妻は、田舎育ちで学業の成績はすごく高かったらしく、公立でしたが中学高校と成績はほぼトップで、隣の県の旧帝国大学への進学を目指していたそうです。十分に合格できる成績だったのですが、農家育ちの父親から「女は四年生大学に行くと嫁の貰い手がないので短大にしろ」と言われて、第一志望の大学への進学を諦めたとのこと。結局、自宅から通える4年制の国立大学への進学は認めてもらえたそうですが、希望の大学に行けなかったことで、日本に根強い男尊女卑の文化に対する強い憎しみというか嫌悪感を抱くようになりました。そういう経緯もあり、男性が女性を下に見る昭和の文化が早く撲滅してほしい、という会話をしています。なお、女性だから下に見ることも許せないですが、女性だから働かなくていい、という考えも許せないそうです。女性を下に見る男性は嫌いですが、専業主婦に甘んじる女性も認められないとのこと。女性と男性は対等であるべきですし、女性だから守られるべき、というのも違うという考えです。

 

 あと、森さんの発言にある「わきまえて」という点も、いろんな問題をはらんでいますね。会社の会議でも、上の人の意見に下っ端が質問とか意見するな、みたいな空気がありますが、ああいう日本の文化の問題点も含んでますよね。こういう妙な文化はなくして、率直な議論ができる会社のほうが伸びるんだとおもいますが、古い会社では難しいでしょう。私の会社は技術系ではありますが、それでもそういう雰囲気は強いです。はやくこういう昭和文化から脱却したいですね。